飲食店や医療関係者、コンビニ店員など、夜の勤務が必要とされる職業は介護職以外にもあります。しかし、介護職の夜勤は他の職業と違って長い勤務時間であることが特徴です。
例えば出勤が16時または17時だとすると、翌朝の9時や10時までといったことが普通になります。早番や日勤よりも長いため、勤務日数の換算の仕方が異なります。「出勤をした日」から「夜明けの日」を1日として数えるのではなく、2日勤務したとみなすため、夜勤明けした日にまた出勤するといったことはほとんどありません。多くの場合は、夜勤明けの日は公休日となるので、プライベートの予定が立てやすいことが特徴です。
また、夜勤をする最大のメリットに給与面が挙げられます。なぜなら、夜勤にはそれ相応の手当てがつけてもらえるからです。深夜手当ては日勤や早番の自給よりも高く、さらに残業があった場合でも同じ方法で給与計算をするため、基本的に高い給与になるような仕組みになっています。その他にも、夜勤前や夜勤明けは、役所や銀行といった平日の昼間にしかこなせない用事が出来ても対応することができます。
夜間勤務と聞くと生活のリズムが不規則になるのではないかといったイメージを持たれがちですが、自分の中で仮眠の時間や用事にあてる時間など、スケジュールをしっかりと立て、それに身体を慣らしていくと、体調を損なうことなく働くことは可能です。これは日勤や早番にも言えることなので、勤務時間帯にバラつきの生じやすい介護職の方は、意識しておくと良いでしょう。